聞き上手

人の話に耳を傾ける

老若男女に関係なく、自分の話しかしない人からは人は離れていくものです。
あの人は自分のことしか言わない、と陰口まで叩かれてしまうこともあるでしょう。
一般的な人間関係とモテるモテないは直結しませんが、長い目で見ると人間力が勝っている方が長い付き合いになっていくものです。

自己アピールが過ぎると鼻持ちならないと思われるものですが、他人に対しては評価できても、自分のことになるとわからない場合もあります。
意識して、人の話に耳を傾ける訓練をすることで、相手は自分に関心を持ってくれていると感じ、胸襟を開いてくれる様になります。
聞き上手ということは、相手の自尊心をくすぐることができるスキルとも言えるのです。

人への興味

人に興味を持つということは、円滑な人間関係を築くのに必要なことです。
根本的に人に興味がなければ、人との信頼関係は生まれません。
それはすなわち人間力と言えるのです。

人間力がある人の周りには、年齢性別職業を問わず、様々な人が集まってきます。
人がその人に惹かれて行くのです。
多くの場合、その人から周囲への一方的な発信ではなく、受信もできるバランス感覚の持ち主です。

また、聞き上手な人は観察力が高く、語らずとも悟られていることもあります。
人の感情の動きに敏感なため、うまく作用すれば相手を慈しみ思いやることができますが、悪く作用すれば人の心をかき乱し支配することができる能力です。
人を惹き付ける力がある人には、その様な矛盾する両面が潜んでいるのかもしれません。

相手が望む言葉

人の話に耳を傾ける事は、その人の心の奥を覗いていることでもあります。
取りとめのない話をしている様でも、実は背中を押して欲しいと望んでいる場合もあれば、ブレーキになって欲しいと思っている場合もあります。
どちらなのかを見極めるには、人の心に寄り添う気持ちが大切です。

不用意な言葉で人を傷つけ、信頼関係を壊してしまうことがあります。
多くの人は加害者としても被害者としてもその様な経験をしてします。
傷ついたことがなければ、人を思いやることはできません。

人が言ってほしくない言葉も、経験に基づいて推し量ることができるのです。
けれども、一人の人間が経験できることには限りがあります。
そのため、人の話を聞き疑似体験する事で、自分の経験として取り込むことができる能力が人間にはあるのです。

モテる人のまねをする

世の中にはモテる人とモテない人がいます。
誰しもモテないよりはモテたいわけですから、もし自分が今あまりモテないと思っているのであれば、モテる人の特徴を観察するのも勉強になります。
モテる人は人と接触する事を恐れません。

日常のたわいない会話の中にも、その人の普段の行動を知らなければ聞けない質問をさりげなく投げかけています。
それによって、この人は自分を嫌ってはいない、好意を持ってくれていると相手も認識する事ができるわけです。
人はコミュニケーションをする動物なので、言葉や行動に表すことで、相手に対する自分の気持ちを伝える事ができるのですから、有効活用した方がお得です。