空気の読み

気の遣いすぎには注意

人は自分を客観的に見る事が難しいのですが、他人の自分に対する態度というフィルターを通して自分を知ります。
自分を主観的に評価する事は誰に対しても意味がありません。
人は一人で生きているわけではないので、社会性が求められるのです。

場の空気を壊す人は時々いますが、自然に人が離れて行く傾向にあります。
友人知人が自分から離れて行くと感じたならば、空気を読めない可能性があります。
自己アピールが過ぎて人の気持ちに鈍感になったり、人が好きなものを自分に正直に批判してしまったり、誰にも経験はあるでしょう。
でも、その後のギクシャクした雰囲気から自分の行動を振り返り、反省することで友達に嫌われずにいるのです。

空気の読みは人間社会の中では必要な処世術の一つですが、読み過ぎても世渡り上手で計算高いと思われたり、八方美人と言われることがあります。
全てに共通していえることは、バランスです。
何事もほどほどが大切なのです。

人気のある人は空気を作るのが上手

同じ状況にあっても、ネガティブに受け取る人とポジティブに受け取る人がいます。
そして全ての人がどちら側にもなり得るのです。
モテる人というのは、あまり感情のばらつきがなく、安定している場合が多いのです。

多くの人はあまり人間関係に大きな変化を求めない傾向にあります。
勿論自分が成長すれば付き合う人たちも変わっていくものですが、出会った人たちとは出来れば安定的な関係を築きたいと思うものです。
変化を嫌う傾向にあるものの、反面人に飽きるということもある矛盾する生き物です。

場の雰囲気を壊して周りにストレスを与える様なことはせず、常に安定した空気を提供しつつも、会うたびに新鮮さを感じさせることができれば、常に輪の中心にいることになるでしょう。
空気を読める人がモテるのは、人をリラックスさせつつも飽きさせない術を知っているからかもしれません。

空気を読む人は本当にモテる?

男女の間には深い溝があると言われて久しいですが、穏やかな人間関係を求めるにも関わらず、異性には刺激を求めるものです。
空気を読む読まないに関係なくモテる人がいるのは、恋愛感情は思考とは無関係だからです。
異性に惹かれる時に理由を揚げ連ねることがありますが、好きになることが先で理由は後付けであるケースが多いのです。

モテる人は「何故あの人がモテるのか?」と周囲が首をかしげる様なケースも少なくありません。
ただ、空気を読めない人はいずれは人が離れて行くものです。
刺激が新鮮に感じられる一定期間を過ぎて、相手を少し距離を置いてみる事ができる様になると、理性のスイッチが入ってしまいます。

ずっと異性に好かれたいのであれば、刺激的でありつつも空気を読める人であることが重要です。
こんなことを言ったら周りの人たちの神経に障るだろう、とか、輪から外れる時に場を白けさせることなく抜ける事ができるなど、人との和を大切にすることが空気を読むことに繋がるのです。