雰囲気

自然に醸し出す雰囲気

その人の個性というのは、身に着けるものや持ち物によって決まることもありますが、持って生まれた雰囲気というものが最も大きなウエイトを占めます。
こればかりは100人いれば100通りで、真似できるものではないのです。
モテる人というのは、多くの人にとって魅力的に感じる独特な雰囲気があるのです。

勿論、目に見えないフェロモンを発している可能性もありますが、異性のみならず同性にもモテる人は雰囲気があるものです。
例えば街を歩いていてショーウィンドーの中の服やバッグ、靴などを見て「あの人らしい」と思うことはありませんか?
確かに友人知人が好みそうなファッションというのがあり、似合いそうなファッションを目にするとその人を思い浮かべることがあります。

ファッションや持ちものもその人の雰囲気を形作るのに有効なグッズなのです。
でも、それはあくまでも見た目の雰囲気であり、その人が無意識に醸し出すものではありません。

シックスセンス

私たちがその人らしさを感じる独特な雰囲気は、もしかすると肉眼で認識できるものではなく、五感とは違う何かがキャッチしているのかもしれません。
それはシックスセンスと呼ばれるものかもしれませんし、目に見えない波長の様なものかもしれません。
嗅覚では認識できない匂いの様なものを、私たち動物は脳のどこかで感知すると言われていますが、人間も動物として特有の匂いを発しています。

ただ、人気のある女優、役者、アイドル、タレントなどはモニターを通して魅力を感じているのであり、匂いを感じているわけではありません。
人気のあるタレントは、単に容姿が優れているだけではなく、多くの人を魅了する独特の雰囲気があるのです。
残念ながら、それをどんなに再現しようと思っても、意識してできるものではありません。

継続は力なり

なりたい雰囲気を身に着けるには、常に意識して作り上げていくしかありません。
それには時間とかなりの努力が必要ですが、長く続けて行くことで、いずれは自分自身をも変えることに成功します。
雰囲気を醸し出すのは考え方を変えることがポイントです。

もし多くの人に魅力がないと思われているならば、それは自分で自分を好きではないからです。
自己嫌悪や自信の無さを内に抱えていたのでは、他人からも魅力的には見えないのは当然のことです。
魅力的な雰囲気を醸し出すためには、自分を好きになる努力をすることで、好きな自分に変えていけば良いのです。

考え方がかたくなな人は体も硬いと言われますが、性格と雰囲気は直結している場合が殆どです。
もし柔軟性のあるしなやかな雰囲気を身に纏いたいと思うなら、考え方を柔軟にする必要があります。

ただ、自分の個性とは異なるものになりたいのは、無いもの強請りと言えるでしょう。
本来の自分を抑圧するのではなく、自分らしさを活かしつつ自信を身に着けていくことで、魅力的な雰囲気が自然とにじみ出てくるというベクトルが見えてきます。